相続あれこれ 2021年12月号

※こちらの記事は過去に配信していたオーナー様向け情報より転記したものです。内容は2021年12月15日時点の内容となります。

年末に総復習!相続のキホン

早いものでもう12月です。今更ですが相続の基本をおさらいし、今年の相続あれこれの締めとさせていただきます。

 【相続】とは、ある人が死亡したときにその人の財産(すべての権利や義務)を、特定の人が引き継ぐことをいいます。簡単にいうと、亡くなった人の財産を配偶者や子どもといった関係者がもらうことです。相続では、この亡くなった人を「被相続人」、財産をもらう人を「相続人」といいます。  

 【遺産】とは、亡くなった人の財産のことです。具体的には次のようなものがあり、相続の対象となります。

  • 現金や預貯金
  • 株式等の有価証券
  • 車・貴金属等の動産
  • 土地・建物等の不動産➡この評価と現金化が難しい!
  • 借入金等の債務(マイナスの財産)
  • 賃借権・特許権・著作権等の権利

【法定相続】 民法で決められた人が決められた分だけもらう相続
【遺言による相続】 亡くなった人が遺言書により相続の内容を決める相続
【分割協議による相続】 相続人全員で協議して遺産の分割方法を決める相続

 皆様、相続・遺言のことをご存知でも具体的に自分や家族に当てはめて考えていらっしゃいますか?既に夫が他界し娘と同居されていて、同居されているお嬢さんには常日頃「この家はあなたに任せるから、お姉ちゃんと仲良くやってね」と話をされている。でも、その「お姉ちゃん」には「この家を妹にあげて仲良くやってね」とは伝えていない。お母様が突然亡くなって遺言は無く「お姉ちゃん」が「この家の相続の権利、私にもあるから、家売ってお金ほしい」とか言われてしまうことがあります。相続財産に不動産以外にそれなりの現金があれば問題ありませんが、そうではないことが多々あります。また、お母様が同居の娘にはポンポン物を言えるのに別居の子供たちには何か言いづらいようで、伝えない。子供側からすると年老いた親に亡くなった後の事を話題にし辛い。等々、お互い思いがあっても口に出していないのが多いです。

最近、私は子供たちと家の話をしました。今まで誰も家について興味を示していなかったのに長男が「お父さんの住んでいる家が欲しいから、お父さんが勝手に処分しないようにしてね」と言って来ました。私は子供たちに残せる金銭はないので、兄弟助け合って楽しい人生が送れるように彼らが知らない事を日々伝えるのが私からの贈り物と考えています。

そこで、筆者からのご提案です!!

年末年始にご家族が揃う機会がありましたら、思い切って話題になさってみませんか?!

本年もありがとうございました。晴れやかな気持ちで新年をお迎えできることをお祈りしております。